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AFTER THE FIRE/Signs Of Change

AFTER THE FIRE/Signs Of Change
1978年 イギリス
『ジェネシス・フォロワーの良作』

 このアルバムのことは、マーキーのブリティッシュ・ロック集成に載っていたことで知りました。ただ1977年制作ということもあり(リリースは翌年とのこと)後回しにしていたのですが、最近中古盤店で見かけて購入しました。

 80年代にはニューウェイヴ系のグループとして知られるアフター・ザ・ファイヤーのデビュー作。本作のみプログレッシヴ・ロックをやっているとのことです。
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 まずヴォーカルのピーター・ガブリエルになりきった歌唱パフォーマンスが印象的。加えてドラマティックな旋律を奏でるキーボードと、目まぐるしく変化するリズム(はっきり言ってフラフラ)が飛び込んできて、「これはジェネシス・フォロワーだな。」と開始数分で判断できました。ファースト・アルバムということで、オリジナリティーの確立よりは自分たちのやりたいことを優先している印象。展開にバタバタとした性急なところが感じられる点はあるものの、ポップでドラマティックな楽曲群は聴き応えがあります。70年代後半にして、ジメジメした70年代プログレを聴けるという意味では貴重。

Now That I've Found
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森田童子/東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤

森田童子/東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤
1978年 日本
『まさか手拍子が起こるとは』

 唯一のライブ盤です。彼女のスタジオ盤には編曲家の様々な仕掛けが施されています。その上での作品なのですが、実際彼女がどのような演奏をしていたのかを知る上ではライブ盤は欠かせません。CD化の際に2曲が追加されて全10曲となっています。
東京カテドラル聖マリア大聖堂という教会でのパフォーマンスを収録。ここへは行ったことが無いのですが、震えるような残響が印象的です。
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コーラス隊、ピアノ、オルガン、ヴァイオリンなどを擁した豪華編成のライブ。あくまでも彼女の歌とギターを主役として、演奏陣はサポートに徹しています。ライブでの歌唱は少し非力に感じるところもありますが、儚い味わいは唯一無二。慣れているからかテンポが速くなっている曲がいくつかあり、「ぼくと観光バスに乗ってみませんか」では手拍子も起こります。昭和の雰囲気を感じました。コーラス隊と拍手が混ざり合うざわざわとした感じが良かったです。
何曲かで語りの時間もあるのですが、少し籠っている上、声が小さいのであまり聞き取れません。何度か聴き返してみようと思います。

ぼくと観光バスに乗ってみませんか(LIVE)
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ART GARFUNKEL/WATERMARK

ART GARFUNKEL/WATERMARK
1978年 アメリカ
『アート・ガーファンクル入門』

 サイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクルによるソロ3枚目。自分の場合、作曲をしていたポール・サイモンのアルバムばかりチェックしていて、アート・ガーファンクルのソロを購入するのは今回が初めて。「AOR CITY 1000」シリーズでのリリースとなり、加えてほとんどの曲をジミー・ウェッブが提供していることが興味を引きました。1978年ということで、以前レビューしたジミー・ウェブのアルバム『エンジェル・ハート』と同じ年に制作されていたことになります。
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 アソシエイト・プロデューサーとしてマッスルショールズのキーボード奏者バリー・ベケットが起用されています。もちろん、バックはマッスルショールズのセッション・ミュージシャンが揃って参加。

 甘く美しい唯一無二の歌声は素晴らしい。この歌声とエレガントな演奏のおかげで、情緒豊かなジミー・ウェッブの楽曲群が爽やかな魅力を放っているように感じました。ジャケット通りの寛いだ海辺の音楽です。作曲提供者を固定したことで、SSW作品のように感じられるのもポイントでしょう。

 穏やかな佳曲が並ぶ素敵なアルバムです。

Watermark
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PAGES/PAGES

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1978年 アメリカ
『トロトロでもストリングスが控えめで、すっきり』

 2016年はAOR40周年だったのですね。ソニーから「AOR CITY 1000」というシリーズで廉価盤が続々リリースされています。70年代の名作ばかり追いかけていたので、AORは少々疎い私。いくつか購入したものの感想を書いていこうと思います。
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 今回はペイジズのファースト。以前入手した記憶があったのですが、見当たりません。また金欠の時に売ってしまったパターンか?そう結論付けて再購入した次第。そろそろCD棚を整理する時期が来たようです。

 ペイジズはリチャード・ペイジ(vo)とスティーヴ・ジョージ(key)を中心とするグループ。彼らは作曲家コンビであるとともに、ヴォーカル・ユニットとしても活動。美しいコーラスで当時のアメリカ発のロック、ポップス作品を彩っていました。

 プロデューサーにはボビー・コロンビー。元ブラッド・スウェット&ティアーズにして、後のコロンビア・レコード副社長でもある才能ある人物です。ペイジズの他に、ジャコ・パストリアスやリチャード・マークスなどのアルバムを手掛けています。ペイジスは鍵盤入りの5人編成ですが、このデビュー作にはブレッカー兄弟やスティーヴ・フォアマン、デイヴ・グルーシンなど、腕利きのミュージシャンが参加。
 
改めて聴くとそれほどAOR然としておらず、爽やかなプログレッシヴ・ロックという印象。スティクスがグッとクロスオーバーに寄ったかような、洗練されたポップスが楽しめます。爽やかな高音ヴォーカルが素晴らしい。そして甘いコーラスは70年代ソウルを彷彿とさせるまったり加減。多くの楽器が入っているのにそれぞれとても穏やかな演奏で調和しているのもポイントです。

LET IT GO
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スーパー・パンプキン/パンプキン・パラダイス

スーパー・パンプキン/パンプキン・パラダイス
1978年 日本
『ワクチン接種前に風邪をひく』

 まんまと風邪をひいてしまいました。今年はよく風邪をひくなぁ。
こういうときこそ、ほったらかしてしまっていたこのアルバムを聴いて元気を出そうと思います。

 湘南出身、5人組のグループによる唯一作で、
シティ・ポップの優れたアルバムとして再評価著しいアルバムです。

 音楽性はハワイアンやカリプソの影響を受けた、トロピカルなポップ・ミュージック。
そのような日本の音楽ではやはり細野晴臣の同時代の作品群を思い出しますが、
スーパー・パンプキンの方がより明るく軽やかな印象。

 コブシの効かせ方や情緒を強調した節回しなどからは日本の歌謡曲らしさが垣間見えます。
サウンドの主役は爽やかなコーラス。ジェントリーな雰囲気のリード・ヴォーカルがややおとなしい分、
華やかなコーラスが盛り上げています。
バンド・アンサンブルはシンセサイザーが煌めくフュージョン主体のものながら、
エッジが効いており疾走感抜群。
元々持っているロックの血が所々で表に出てくるのが面白いです。
またラストに配されたタイトル・ナンバーのインストのように、
お祭りでおちゃらけているような(大瀧詠一っぽいかな)雰囲気もいい。

爽やかなコーラスで気分も軽やか・・・・・・何だかふわふわしてきたぞー。

Pumpkin Paradise sample
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