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Spiders/Killer Machine

Spiders/Killer Machine
2018年 スウェーデン
『クリップでのカッコよさは抜群』

 WITCHCRAFT~TROUBLED HORSEと、ヴィンテージ・ハード・ロック・グループを渡り歩いてきたギタリスト、ジョン・ホイルズによるハード・ロック・バンド、スパイダーズ。本作はサード・アルバムとなります。
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 スウェーデン出身ということで、グラム・ロック要素と暴走ロックンロール要素がミックスされた音楽性です。HellacoptersとBackyard Babiesを足して割ったようなサウンドと言えるでしょう。女性ヴォーカルは程よくワイルド、クリアーな発声でカッコ良し。

 そつなく楽しめるアルバムではあるのですが、もう一歩楽曲にパンチが足りず、あまり印象に残らないところは残念。


Spiders/Dead Or Alive

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Gasoline Stars/Good Looks, Bad Behaviour

Gasoline Stars/Good Looks, Bad Behaviour
2014年 スウェーデン
『落ち着かないポップ・ロックンロールが満載』

 スウェーデン、ヨーテボリ出身のグラム・ハード・ロック・グループ、ガソリン・スターズのファースト・アルバム。これは自分のCD棚から出したものなのですが、いつのタイミング、切っ掛けで買ったのか、さっぱり思い出せないです。

 ヨーテボリ地方のヴェストラ・イェータランド県。スウェーデンで2番目に人口が多いという都会で活動しているグループ。2012年から活動を開始し、当初はギタリストが居たものの脱退。更にドラムが交代するなど、メンバーは未だ流動的な模様。現在はギターレス(!)の3人編成ですが、本作はメンバー・チェンジが起こる前に録音された4人編成時代のものです。
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ジャケからして懐かしい雰囲気を醸し出しています。

 北欧ロックンロール・ムーヴメントの中心地、スウェーデンから新しい世代のグループが登場。メロディアスなグループが多いお
国柄だとしても、度を過ぎている感がありロックンロールの野蛮さを凌駕するポップさが特徴です。能天気なコーラス・パートや80年代を彷彿とさせる高音のギター・ソロ、畳みかけるヴォーカル・メロディーなど、落ち着かないポップ・ロックンロールが満載。曲を聴き進めるうちにキラキラした魅力にハマっていきました。

 ネット上では音信不通状態となっており、今後のことは不透明な状況ですがハノイ・ロックスなどが好きな方にはお勧めのアルバムです。

Gasoline Stars - Hit It Like You Mean It (Lyric Video)
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Three Seasons/Things Change

Three Seasons/Things Change
2018年 スウェーデン
『ヴィンテージ・ハード・ロック・バンドは皆、無邪気だなぁ』

 2009年結成。スウェーデンで活動するヴィンテージ・ハード・ロック・バンド、スリー・シーズンの4thアルバム。オリジナル・メンバーであったドラムスが脱退し、新メンバーが加わっての初めてのアルバムとなります。
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 元々、オリジナル・メンバー3人で活動していたグループですが、アルバムではオルガン奏者をセッション・メンバーとして参加させて録音しています。しかしながら、本作ではトリオ編成での録音をより強化。オルガンはいくつかの楽曲での彩り程度に落ち着いている印象。結果、より泥臭くブルージーな面が強調されているのがポイントでしょう。初期のスティーム・ハマー、あるいはファーストのスプーキー・トゥース辺りを彷彿とさせる渋いハード・ロックをやっています。あか抜けないマイナー調のヴォーカル、バタバタとしたリズム、リフをビョンビョンとかき鳴らすギター。アンダーグラウンド臭たっぷりなアンサンブルには、マニアなら「合格!」と呟いてしまうことでしょう。「『アキレス最後の戦い』みたいなことがやりたい」など具体的な欲求が分かってしまう楽曲も多いのですが、なかなかにドラマティックに仕上がっており、聴き応え十分。テンポの上げ下げのタイミングも絶妙です。

I Don't Need Nothing More
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Dangerous Curves/So Dirty Right

Dangerous Curves/So Dirty Right
2018年 オーストラリア
『僕らのLAメタルがまた始まった』

 もったりとしていて開放的なギターリフ、高低使い分ける賑やかな野郎コーラス、地鳴りがするようなどっしりとしたミドル・テンポの楽曲。そしてケバい容姿。君たち、LAメタル好きでしょう?
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 オーストラリア出身の4人組、デンジャラス・カーヴス。2015年に、ヴァン・ヘイレン、ボン・ジョヴィ、キッスなどをイメージして結成されました。2016年にデビューEPをリリースした後、地元でのライブ経験を経て、ファンを着実に増やすことに成功。ファースト・アルバムのリリースとなりました。
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 音楽性についてはここまでの説明からご推察されるとおり。ゆったりグルーヴィなミドル・テンポ・ロックンロールが展開されており、純度の高いLAメタル懐古が体験できる内容です。曲間にジェット機、バイクのSEが入るのもニヤリとするポイント。ヴォーカルは高音の掠れ具合がちょうど良く、悪童チックなLAメタルにはピッタリです。ワーオ!のシャウトも完璧。バンド・アンサンブルについては、ギター、リズム・セクション、共にとにかく横揺れのグルーヴを大事にしており、重量感抜群。この辺りはオーストラリア出身ということで、AC/DCからの影響を感じさせます。楽曲は総じてポップな仕上がり。またモトリークルー張りの、アコギでのしんみりパートが用意されているのもポイント。2018年ならではの新鮮味は皆無ですが、1周回って新鮮な魅力を放っています。

Dangerous Curves - So Dirty Right [Lyric Video]

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Judas Priest/Firepower

Judas Priest/Firepower
2018年 イギリス
『愛嬌のあるプリーストが戻って来た』

 若き日に『PAINKILLER』がリリースされて夢中になったジューダス・プリースト。世代的には壮年期にギリギリ間に合った感じでありました。以後ジューダス・プリーストは長い沈黙ののち、ロブ・ハルフォードのソロ活動を経て1997年、新ヴォーカルを迎えて『Jugulator』を発表。当時、このアルバムを肯定する為にあらゆる努力を惜しまなかったことが、今はいい思い出です。2005年にロブ・ハルフォードが復帰しての復活作『ANGEL OF RETRIBUTION』がリリースされるものの、この頃にはかなり醒めておりyoutubeでチェックしてスルーする決断が出来るほどクールでした。(ロブ・ハルフォードもハイトーンが出なくなったな、とか)更にK・K・ダウニングの脱退の報せがあり。それを機に、しばらくジューダス・プリーストの音楽に触れずにいました。60年代から活躍する伝説級のロック・ミュージシャンの訃報は残念でありますが、遠い歴史の出来事のような気持ちもあり。しかしジューダス・プリーストのように、ライブにも参加したバンドやミュージシャンが老いを感じさせるのは、凄く寂しく感じます。
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 そんな自分が手を出したジューダス・プリーストの新作『Firepower』。理由は、このジャケット。まるで『Screaming for Vengeance』のような雰囲気を醸し出しています。これは購入不可避!

 全盛期のアルバムも担当していたトム・アロムがプロデューサーに起用されています。ドラマティック且つキャッチーな楽曲が目白押しで、往年の個性が蘇っているのがポイント高し。『PAINKILLER』期に準ずるヘヴィさですが、前述したようにかなりキャッチーな作風となっているところが肝。ロブ・ハルフォードのシャウトも、ツインギターの艶も全盛期の輝きには及ばないものの、健闘を称えたい仕上がりです。ちょっと曲数多いかな、と思ってしまうところもあり。また、一気呵成に攻め立てるアルバムだからこそ「Sea of Red」はもっと徹底してメロウに、例えば「Before The Dawn」や「Last Rose of Summer」のように仕上げてくれれば文句なしでした。

 本作と同時期にグレン・ティプトンがパーキンソン病を患っていることが公表され、バンドのライブ活動からも離脱するとのこと。残念です。

Lightning Strike
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