Ci Bulag/Morin Huur(邦題:モンゴルの響き2)

Ci Bulag/Morin Huur(邦題:モンゴルの響き2)
1991年 中国
『仕事終わりにのんびり出来そう』
 今回のワールド・ミュージック・レビューは、モンゴル音楽。
馬頭琴の名人、チ・ボラグによる91年の演奏を収めたもの。
チ・ボラグの他に、デッドマー(歌)、李萌(古箏)が参加しています。
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馬頭琴(モリンホール)のことは知っている、と思っていたのですが、
実際にモンゴル音楽としてきちんと聴くのは初めてでした。
そればかりか、モンゴルと言えばモンゴル人民共和国というイメージだったのですが、
中国にも多くのモンゴル民族が暮らしていることも、
このCDを聴くまで(というより解説を読むまで)意識していませんでした。

馬頭琴は情緒があり、雄大に響いておりモンゴルらしさが存分に楽しめます。
望郷のノスタルジーが詰まった音。
そこに優雅な音色の古箏、朗々と響く歌が加わり、
中国の特色も加えた、とても贅沢な音楽が楽しめます。

昔話のような歌も多く、
解説を読みながら創造力を膨らませて音楽に身を委ねることが出来ました。

参考動画
Chi Bulico 'Oyoodai'
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Namdziliin Norovbanzad/URTIIN DUU

Namdziliin Norovbanzad/URTIIN DUU
1995年 モンゴル(日本にて録音)
『驚異の歌い手、ノロヴバンザド』

 ワールド(民族音楽)のCDを購入する際に重視するのは
やはり価格。今回はモンゴルの音楽を選んだのですが、
その時は何とアマゾンだと527円で買えました。
これはお買い得。
在庫があと1になっていたので
売り切れたら価格は上がるでしょう。
お早めにどうぞ。(まぁ上がっちゃったわけですが!)

 本作はモンゴル音楽オルティン・ドーの歌い手、
ノロヴバンザドを日本に招聘して録音した作品集。
ちなみに5行程度の文量ですが細野晴臣によるエッセイがついているのもポイント。

 オルティン・ドーとは長い歌、
という意味で一音一音を長く伸ばす歌のこと。
遊牧民族であるモンゴルの暮らしについて歌っているおり、
特に望郷や家族についての歌が多いそうです。

 土地により歌のメロディーが異なるオルティン・ドー。
本作でのノロヴバンザドは自身の出自であるボルジギン氏族(チンギスハーン直系とされる)
のメロディーで歌っています。

 歌声は正しく「長い歌」で力強い声量と情感を込めた歌いぶりは圧巻。
凄いヴォーカリストであることには、誰も異論は挟まないでしょう。
これほど豊かな倍音を響かせる歌声は、なかなかありません。
しかも、録音当時60を超えた方の歌声だというのだから驚きです。
若い全盛期の頃ならこんなもんじゃなかった、というコメントが
記されていますが想像も出来ません。

 演奏はモンゴル国立人民歌舞団の三人が担当。
モリン・ホール(馬頭琴)、リンベ(横笛)、ヤダグ(箏のような楽器)
という編成で、それぞれの独奏曲も用意されています。
歌声に圧倒されがちですが、彼らの演奏ももちろん素晴らしいです。

残念ながら今回の録音の動画は見つかりませんでした。
ノロヴバンザドの歌唱はあったのでそちらをどうぞ。
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