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Dangerous Curves/So Dirty Right

Dangerous Curves/So Dirty Right
2018年 オーストラリア
『僕らのLAメタルがまた始まった』

 もったりとしていて開放的なギターリフ、高低使い分ける賑やかな野郎コーラス、地鳴りがするようなどっしりとしたミドル・テンポの楽曲。そしてケバい容姿。君たち、LAメタル好きでしょう?
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 オーストラリア出身の4人組、デンジャラス・カーヴス。2015年に、ヴァン・ヘイレン、ボン・ジョヴィ、キッスなどをイメージして結成されました。2016年にデビューEPをリリースした後、地元でのライブ経験を経て、ファンを着実に増やすことに成功。ファースト・アルバムのリリースとなりました。
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 音楽性についてはここまでの説明からご推察されるとおり。ゆったりグルーヴィなミドル・テンポ・ロックンロールが展開されており、純度の高いLAメタル懐古が体験できる内容です。曲間にジェット機、バイクのSEが入るのもニヤリとするポイント。ヴォーカルは高音の掠れ具合がちょうど良く、悪童チックなLAメタルにはピッタリです。ワーオ!のシャウトも完璧。バンド・アンサンブルについては、ギター、リズム・セクション、共にとにかく横揺れのグルーヴを大事にしており、重量感抜群。この辺りはオーストラリア出身ということで、AC/DCからの影響を感じさせます。楽曲は総じてポップな仕上がり。またモトリークルー張りの、アコギでのしんみりパートが用意されているのもポイント。2018年ならではの新鮮味は皆無ですが、1周回って新鮮な魅力を放っています。

Dangerous Curves - So Dirty Right [Lyric Video]

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Black Aces/Anywhere But Here

Black Aces/Anywhere But Here
2017年 オーストラリア
『オーストラリアの伝統芸能、また受け継がれる』

 オーストラリアのハード・ブギ、ロックンロール・バンド、ブラック・エーセスのセカンド・アルバム。

 オーストラリアのビクトリア州にある都市、ベンディゴで2007年に結成された4人組グループです。地元のライブハウスで経験を重ねる後、
Lead Guitar/Lead Vocals - Tyler
Rhythm Guitar - Jazz
Bass Guitar - Alex
Drums – Pete
という現在のラインナップに落ち着きました。長い下積みを経て、2016年デビュー作『Shot In The Dark』をリリース。アルバムはオーストラリアのロック・チャートで20位以内に入り、それを機にヨーロッパ・ツアーを敢行します。また、ウェールズのハード・ロック・フェス、HARD ROCK HELLフェスティバルに於いて、Ratt、Living Colour、Molly Hatchetといったメンツに混じり、メインステージで出場しました。(それにしても懐古色の強いラインナップだ)そして2017年、彼らはイギリスのレーベルOff Yer Rockaとの契約に成功。オーストラリアの伝説的なプロデューサー、マーク・オピッツ(AC/DC、INXS、COLD CHISEL)を迎えて、『Anywhere But Here』をリリースしました。
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 「ニュー・ヴィンテージ・AC/DC」とグループのスタイルを表明しており、名産品の新しい職人が登場したかの如き、堂々たる表記であります。「俺たちはエアーボーンよりも、ボンスコット時代のAC/DCを愛する」といった発言から伺える通り、ブギー愛(=AC/DC愛)が貫かれたハード・ロックンロールが楽しめるアルバムです。うん、もう書くことないぞ!

Anywhere But Here
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The Preatures/ Girlhood

The Preatures/ Girlhood
2017年 オーストラリア
『初期ブロンディみたいなカッコよさ』

 オーストラリア、シドニーを拠点に活動するロック・バンドのセカンド・アルバム。女性ヴォーカルをフロントに、4人の野郎ロッカーがバックを固める布陣はまるでブロンディ。だったのですが、どうやら2017年に入ってメンバーが一人脱退してしまった模様。つまり現在はショッキング・ブルー的な4人編成です。サウンドはパンキッシュなロックンロールをやっており、やはりブロンディを彷彿とさせてくれるのがうれしいです。
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 タイトルとなっているガールフッドは少女時代という意味。前述した通り、パンキッシュなロックンロールがベースですが、女性ヴォーカルに少しエコーが掛かっており、少しノスタルジーな雰囲気を生み出しているのが特徴。結構なおじさんである自分が聴くと「80年代だな」という感想をついつい抱いてしまうアレンジです。緩急の付け方がうまい楽曲群、少し巻き舌の姉御ヴォーカル、タイトなバンド・サウンドが素晴らしい。英米と同じロックンロールながら素朴さを感じさせるのは、イージービーツやAC/DC、ビージーズ等を生んだオーストラリアならではの人懐っこさが出ていて素敵です。

難を言えば、2~3分台のビシッと締まったロック・ナンバーが魅力的な一方で、2曲目3曲目で5分台を続けてしまった構成は(コンセプトの趣旨は分かりやすいのですが)ちょっと失敗だったかもしれません。

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かっこいいな。

The Preatures – Girlhood
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Python Lee Jackson/In A Broken Dream

Python Lee Jackson/In A Broken Dream
1972年 オーストラリア
『ロッド・スチュワートが3曲で参加』

 フェイセス加入前のロッド・スチュワートが3曲で参加、という文言がインパクトを放つ!高校生の頃、ラジオ番組パワー・ロック・トゥデイでこのアルバムを知り、大学生の頃、西新宿の中古レコード店で発見して購入。(プレミアは付いていませんでした)そして2016年、遂にCD化されました。
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 以下、ヴィヴィッドの解説を参考にして簡単なプロフィールをどうぞ。1965年にオーストラリア、シドニーで結成された4人組グループ、パイソン・リー・ジャクソン。当初はオーストラリアで活動していましたが、メンバーの半分がイギリスだったこともあり、1968年にはイギリスへと活動拠点を移すことになります。ロッド参加の経緯は、ヴォーカルを務めるベントリー自身が、既にソウル系ヴォーカリストとして実力が知られていたロッドに3曲歌ってもらうように頼んだとのこと。そちらはシングルとしてリリースされたものの、バンドは程なく分裂状態へ移行。ヤング・ブラッド・レーベルのミキ・ダロンが中心となって、メンバーを集結させて録音した音源を合わせて発表したのが本ファースト・アルバムです。

 オーストラリア時代にはサム&デイヴやカーティス・メイフィールドのカバーをシングルとしてリリースしていたパイソン・リー・ジャクソン。本作での音楽性もソウル度が高いです。ベントリーの書く曲はソウルフルでブルージー。泥臭く暑苦しいナンバーが並んでいます。ロッドの他、ゲイリー・ボイルも参加しており、オーストラリアのグループですが、イギリス主導のアルバムと考えて問題ありません。ロッド参加曲は文句なしにカッコよく、ショットガン・エクスプレス(←これ、インスト曲でした)でのパフォーマンスを彷彿とさせます。一方でそれ以外、グループ主導の音源はどうしてもインパクトで数段落ちるのが正直な所。悪くはないソウル要素を含むブルース・ロックではあります。エクスペリエンスの「Hey Joe」みたいな曲もあったりするのはご愛嬌。アルバムとしてのまとまりに欠けるものの、ロッド・スチュワートが好きであれば、一度は聴いておくべき一枚です。

Doing Fine
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Sarah McKenzie/Paris In The Rain

 まだ2016年のアルバムで紹介できていないものもあるのですが(しかもすごくいいもの)、今日から2017年の新譜紹介を始めたいと思います。
尚、2016年の総括記事は2月末に更新予定です。

Sarah McKenzie/Paris In The Rain
2017年 オーストラリア 
『上品でゆったりとした時間が流れる雨の日のジャズ』

 軽やかなピアノとヴォーカル。上品でゆったりとした時間が流れる雨の日のジャズ。しとしと雨の中の室内楽といった趣です。ただ、最近の日本の雨は容赦が無い時が多いですね。

 オーストラリア、メルボルン育ちのジャズ・ヴォーカリスト、サラ・マッケンジー。アメリカにあるバークレー音楽大学を卒業後、ジャズ・フェスティバル等で経験を積み、2010年にデビュー。2015年には世界進出を果たしており、本作は4枚目のアルバムとなります。
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 本作はニューヨークで録音されています。プロデュースはノラ・ジョーンズの作品でも知られるブライアン・バッカスが担当。主なセッション・メンバーは以下の通りです。
Ingrid Jensen(トランペット)
Warren Wolf(ヴィブラフォン)
Hugh Stuckey(ギタリスト)
Alex Boneham(ベーシスト)
Marco Valeri(ドラマー)

 ヘンリー・マンシーニ、ガーシュイン、デューク・エリントン、ジェローム・カーン、コール・ポーター、ケニー・ランキン、アントニオ・カルロス・ジョビンといった作曲家のスタンダードと、自作3曲を織り交ぜた構成。
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 オーストラリアからアメリカ、アメリカからヨーロッパ、という彼女が経験した旅を歌集として表現しています。女性のジャズ・ヴォーカル、雨の日のジャズ、といったイメージ通りのしっとりとした雰囲気が楽しめるアルバムです。

Paris In The Rain
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