スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
関連するタグ

James Vincent McMorrow/True Care

James Vincent McMorrow/True Care
2017年 イギリス
『電子音とソウルが同居した、21世紀型SSW』

 アイルランド出身SSWによる4枚目のアルバム。以前、1STと2NDをこちらで紹介しましたが去年サードがリリースされていた模様。約8カ月と短い間隔で新作がリリースされました。
James-Vincent-McMorrow-True-Care-320x320.jpg

 シンセサイザーと緩やかなビートに浮遊するファルセット・ヴォーカル。フォーク、エレクトロ、ソウルが渾然一体となった音楽をやっており、ジェイムス・ブレイクにも通じるスタイルだと思います。

 セカンド以降、顕著となったエレクトロ要素も完全に馴染んでいます。ジャンルレスで音楽を気ままに楽しむ姿勢が作品に反映されている印象。これまで電子音たっぷりの音楽性ながら、ヴォーカルにはエフェクトが掛かっていなかったのが彼の拘りでした。しかし本作からはいよいよ一部の曲でヴォーカルエフェクトも導入。もちろん、艶やかなヴォーカルの表情はそのまま楽しめるものの、ちょっと寂しい気持ちもあり。他に新要素としては黒人音楽らしいトライバルな曲が登場したことでしょうか。ポコポコと泡立つリズムが新鮮です。
10589-fitandcrop-1200x681.jpg

True Care
続きを読む(動画があるよ) »
スポンサーサイト
関連するタグ イギリスSSWソウルフォーク

The Pure Conjecture/ No Ghosts

The Pure Conjecture/ No Ghosts
2017年 
『イギリスらしい暗い幻影を楽しめるグループ』

 根暗で欝々。それでいて洗練されていて華麗なビートとコーラス。甘くソウルフルなヴォーカル、ぐるぐる回るシンセサイザー。みんな、どんよりしています。ちょっとポリスっぽいかもしれません。

 ウェールズのカーディフ出身。ポリスっぽいと言っておいて何ですが、10人編成の大所帯グループです。マシュー・イートンとダレン・ムーンという二人の作曲コンビを中心に結成されており、クレジットは以下。

Matthew Eaton (vocals/guitar), Darren Moon (vocals/guitar), Matthew Twaites (synths), Rose Elinor Dougall (vocals/piano), Johny Lamb (horns), Marc Geatty (bass), and Joel Gibson (drums). Additional contributors are Andrew Michell (lead vocals and co-writing credit on "Knock Four Times"), Ashley Mcavoy (backing vocals on "Not A Cloud In The Sky"), and Joe Harling (lead guitar on "No Ghosts").
the_pure_conjecture-620x428.jpg
誰が誰か、それは次回作までの宿題ということで!

メンバーはウェールズのみならず、イングランド、スコットランドの様々な場所から集結しているそうです。結成時期は不明ながら、本作はサード・アルバムになるとのこと。
a2811195834_10.jpg
ジャケ良し!

 ニューウェイヴ系のシンセ・ロックを土台としていながら、ホール&オーツがやりそうな陽光メロディーが入っていたりして、ノーザン・ソウルやAORのルーツも取り込んでいるのがポイント。無機質にリフを弾いていたかと思えば突如エモーショナルでノイジーなソロを弾き倒すギター、そして前述のソウルフルなヴォーカルが魅力的です。

 作曲デュオを中心に結成されただけに、楽曲の出来が抜群に素晴らしい。どんよりとした暗い幻影を楽しめる30分です。非常にイギリスらしいグループ!

The Pure Conjecture // No Ghosts [Trailer]

続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ イギリスロック

Alice Jemima/Alice Jemima

Alice Jemima/Alice Jemima
2017年 イギリス
『アンニュイでミステリアス、どんよりシンセ・ポップ』

 語尾に疲れるため息のようなブレスが印象的。シンセ・ポップにしてはとても寂しく気怠い音楽で、イギリスらしさも十分です。

 1993年生まれ、22歳になるシンガーソングライター、アリス・ジェミマ。デヴォン州ニュートン・アボット出身。2010年から音楽活動を始めており、2011年にウィッチウッド・フェスのBBCオーディション枠に選出されて、初のライブを披露しています。また2016年にはR&Bグループのブラックストリートの楽曲「No Diggity」のカバーを発表。これが注目を集め、知名度を高めました。本作は初のアルバムとなります。
Alice-Jemima-Alice-Jemima-2017-2480x2480.jpg

 先にシンセ・ポップにしては寂しく気怠い、と書きましたが、メロディーからはフォーク、トラッドの要素をふんだんに感じ取ることが出来ます。ピアノもしくはギターの弾き語りでもスマートに表現出来そうな音楽です。ウィスパーを交えたエキゾチックな楽曲ではケイト・ブッシュを彷彿とさせる所があり。他にEmiliana Torrini、Lisa Mitchell、Nina Persson、Alessi Laurent-Markeといったミュージシャンとの類似点が挙げられているようです。
33169604496_c2f0a2ffa1_o.jpg

 イギリスらしいどんよりとしたシンセ・ポップで、彼女自身のアンニュイでミステリアスな魅力が存分に発揮されています。

Live For Now
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ イギリスポップス

Darling/Darling

Darling/Darling 
2017年 イギリス
『アイルランドの新鋭ロック・デュオ』

 荒涼とした冷たさと迸る情緒が同居するロック・サウンドは、彼らの先達であるU2やコールドプレイを彷彿とさせます。デュオにしてスタジアム・ロック級の音楽を表現しているのが凄い。

 アイルランド、ダブリン出身。ダーリンはギター、プログラム担当のゲイリー・ハーディングとヴォーカル担当のジェイムズ・マクガイアの二人によって2012年に結成されました。デモ音源をネット等で公開していたところを、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、グレース・ジョーンズ、ウルトラヴォックス、ペットショップ・ボーイズなどを手掛けたことで知られるプロデューサー、スティーブン・リプソンの目に留まり、彼の後押しを受ける形で本作が完成。これがデビュー作となります。
darling-darling_album.jpg

 デュオとは言え、録音は鍵盤入りのフル・バンド形態で行われています。80年代~90年代に掛けてのロックからの影響が強く、低音がズンズン響くダイナミックなロック・サウンドでありながら、前述したようないかにもアイルランドのグループらしい個性を持っているのが特徴。キラキラとしたギター、爽やかなコーラスが浮き上がるアレンジが施されており、アコースティックで幻想的な味わいがあります。U2、コールドプレイからの影響は固まりのまま、曲に収まっている状態。それを加味しても素晴らしいロック作品であると言えます。

※お知らせ
現在、記事の書き溜め期間に入っており、少しばかり更新が遅くなります。
二日に1日更新くらいを目安に頑張りますのでよろしくお願い致します。
読んで頂きありがとうございます。

Bright Light Switch
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ イギリスロック

Lauren Ivy & The Engine/ Soul Kit EP

Lauren Ivy & The Engine/ Soul Kit EP
2017年 イギリス
『ブリティッシュ・ブルース・ロックの新星』

 「朝日のあたる家」をオルガン・ギンギンで、たそがれカバー。ヴォーカルは女性で感情たっぷり。当ブログではフルアルバム重視で普段あまりチェックしないEPだけれども、これは聴くしかないでしょう。
1490978386_folder.jpg

 チャンネル諸島にあるジャージー島で結成された4人組、ローレン・アイヴィー&ジ・エンジン。2015年から活動を開始、当初からこれまで、クラブなどでブルースやソウルのカバー曲を演奏して過ごしているとのこと。左腕にド派手なタトゥー(ブリティッシュな柄です)を施した華やかなローレンと、もさいおじさんという対比を成すルックスが受けて地元では人気を博しているそうです。今回は彼女達の曲が映画『アナモルフォシス(Anamorphosis)』で使用されることになり、それに合わせてEPを制作。上記の「朝日のあたる家」はカバーですが、他4曲は(「Frankie And Johnnie」なんて曲もありますが)オリジナルです。
14878343473534.jpg

 ローレンのタトゥーを含むルックスはもちろん素晴らしいのですが、嗄れ声での情熱的な歌唱も劣らずに素晴らしい。加えてモッズを彷彿とさせるブイブイに揺れるオルガン、クリーンなソロを披露するブルース・ギター、腹にドスドス来るリズム隊とバックの演奏も文句なし。オリジナル曲は総じて60年代ルーツを感じさせるもので、シャッフル、退廃的なミドル・ナンバー、ピアノ・バラードと多彩です。挨拶代わりの一枚ということでしょう。彼らはエレクトリック・ブルースをやっているとFACEBOOKで表明していますが、この曲数ではまだそこまで明確に見えて来ません。確かに英ブルース特有の熱と粘り気は感じられますが。。。真の個性が明らかとなるフル・アルバムを待ちたいと思います。

Soul Kit - Lauren Ivy and the Engine
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ イギリスロック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。